yamachon28の日記

28歳サラリーマンのブログ。日々思ったこと、感じた事をアウトプットしております。拙い日本語ですが、どうかご容赦ください。

【お金について知る】この激動の時代を生き抜くため、マストな知識②

前回の投稿では「控除」がポイントであると話をしました。

この控除を増やすこと、つまり課税対象を減らすことが重要なのです。

 

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それではどうすれば減らすことができるのか?

今回説明するのは以下2つ。これらは社会人として当然把握すべき知識でもあるので、一緒に勉強していきましょう。

① 所得分散

② 損益通算

 

 

① 所得分散について

所得分散とは累進課税という高い収入であればあるほど、税金が高くなる制度を逆手に取った節税方法です。

もしも個人事業主であれば一人の収入とするのではなく、奥さんでも彼女さんでもいいので分散させましょう。

 

例えば課税所得が1000万あるとします。以下の表を元に計算してみます。

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◯個人で1000万を稼ぐ場合

10,000,000×0.33-1,536,000=1,764,000

◯奥さんと500万ずつ稼ぐ場合

(5,000,000×0.2−427,500)×2=1,145,000

 

このように176万円114万円とおよそ60万円近く節約できるのです

これはやらない手はありません。

(しかし奥さんまたは彼女さんの全く実働がない場合は、実情にそぐわないということで難しいかもしれません。)

 

② 損益通算について

  損益通算を簡単に説明すると一定期間内の利益と損失を相殺することを言います。

どういうことでしょうか。具体例をあげて説明します。

 

例えば会社員の傍ら、副業をしていたとします。しかし事業は上手くいかず、赤字が出てしまいました。その際、払うべき税金は以下図のようになります。

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本来は払うべきであった会社員の課税所得から、事業赤字分が差し引かれることで、課税所得が減り、節税できるということです。

 

次は事業の費用が膨大にかかってしまった時、より大きなメリットがあります。以下の図を見てください。

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この場合、事業赤字分は最大3年まで繰越可能となり、もしも翌年黒字であったとしても赤字分が差し引かれることから課税所得が減り、これまた節税になるというおいしい制度なのです。これを利用しない手はありません。

 

何か副業もしくは事業をやっているのであれば、個人事業主として申請をだすことで大きな節税メリットを出すことができます。

 

いかがだったでしょうか?

名前だけ聞くと課税所得、損益通算などなど、順を追っていけば意外と理解が簡単ではなかったでしょうか。

少しでも皆さんの参考になれば幸いです。